商品価格の設定方法

原価から決める方法

【メリット】一定の利益が出やすい。
【デメリット】設定価格が消費者に受け入れられなければ全く売れない。

●コストプラス法

原価に利益をプラスして設定する方法。
需要に対して供給が不足するような「売り手市場」や市場競争の少ない場合に有効。

●マークアップ法

原価に一定利益(マークアップ)を上乗せして設定する方法。
(例)仕入商品¥80 × 利益25% = 販売価格¥100

 

消費者基準の価格から決める方法

【メリット】消費者ニーズにあった価格なので売れやすい。
【デメリット】利益が出づらい。

●知覚価値価格設定法

消費者が考える基準で価格を設定する方法。
消費者動向を調査して価格を決め、それに原価を合わせる。

●需要差別価格設定法

同じ商品でも需要に差がある市場セグメント(区分)ごとに価格を設定する方法。
例えば、航空券などのように時間帯や時期などのセグメントで価格を変動させる。

 

 

競争他社の価格から決める方法

【メリット】ライバルより売れやすくなる。
【デメリット】小規模店では大量生産(販売)しているような大手企業等とは競争できない。

●公開競争価格設定法

ライバル店の価格を基準にして、それより低価格に設定する方法。
ライバル店も定期的に調査・修正を行うので、開店後も定期的な価格の見直しや一定期間の特別価格キャンペーンなど、常に他社との競争戦略が必要。

●実勢価格設定法

市場価格と同一または高く設定する方法。
他社製品よりも品質や機能、サービスなどで優れている場合に有効。
優れた部分を実証してPRすることが必要。

 

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